アロマセラピーとは、植物から抽出されるエッセンシャルオイルを使用して心と体のケアをするものです。


アロマセラピーで用いるエッセンシャルオイルの芳香成分は、香りを嗅いだり、トリートメントや入浴などの様々な方法によって心身に取り入れる事ができます。


アロマセラピーで用いるエッセンシャルオイルは植物から抽出した100%天然のもので、植物にそれぞれ特徴的な香りがあるのは精油をふくんでいるからです。

精油は、花・葉・果皮・樹果・種子・木部・樹脂などあらゆる部位に含まれ、水蒸気蒸留法や圧搾法などの方法で抽出されます。精油を抽出するためには、

たくさんの植物が原料として必要になりますので、精油一滴一滴には植物のエネルギーが凝縮されています。




アロマセラピーは自然療法であり治療ではありませんので、病気を治すものではなく自然治癒力を高めるものです。

エッセンシャルオイルの香りを嗅いだとき、その香りの成分は鼻を通じて脳へ伝わり、気管支から肺へ入り血液の流れに取り込まれ全身へと運ばれます。
そのことにより様々な生理反応や心理反応が起きます。

・心的疲労やストレスを軽減します。
・自律神経のバランスを整え、体の不調を改善します。
・ホルモンのバランスを整えます。
・胃腸など内臓の各臓器の働きを改善します。
・免疫力が高まり、病気の予防になります。
・明るい気持ちになったり、気持ちが前向きになり活力がでてきます。


キャリアオイルで希釈したエッセンシャルオイルでトリートメントをした場合、芳香成分は皮膚の表皮を通過し真皮層にある毛細血管やリンパ管へと入って
いきます。血流に乗った芳香成分は全身へと運ばれ、そのことにより様々な働きをします。

・体の疲れ、筋肉痛、冷え性、むくみなどを改善します。
・首や肩の凝り、背中の痛み、頭痛、腹痛などを緩和します。
・老廃物の排出を促します。
・細胞を活性化し、新陳代謝を高めます。
・肌のくすみをとり、素肌美をつくります。



あなたも、「アロマセラピー」で心と体のドラブルや、悩み、抜けきらない疲れを癒してみませんか?





《アロマセラピーを楽しむうえでのご注意》

エッセンシャルオイルは直接肌につけてはいけません。必ずキャリアオイル等で1%〜2%くらいに希釈してから使いましょう。

エッセンシャルオイルは内服してはいけません。

エッセンシャルオイルは100%天然の植物から抽出された質の高いものを選びましょう。身体に働きかけるオイルなので、不純物が混じっているようなものは
皮膚のトラブルになりかねませんので、安価なものは避け信頼できるメーカーのものを選びましょう。

エッセンシャルオイルはとてもデリケートです。酸化が進むと有効成分が変化してしまいます。光や熱を避け冷暗所に置きましょう。

◎子供やお年寄りに使う場合は注意が必要です。エッセンシャルオイルの量は通常の半分程度にしましょう。1才未満の乳児には使用しないほうが良いでしょう。
  子供の手の届かないところに保管してください。
◎現在医師の治療を受けている人は使用を避けてください。妊娠中に使用できるエッセンシャルオイルは限られています。妊婦の方や皮膚が敏感な方、
  アレルギーをおもちの方は、専門の知識のあるアロマセラピストに相談してから使用しましょう。
◎エッセンシャルオイルには禁忌事項があります。持病のある人は自分が禁忌事項に当てはまらないか確認してから使用しましょう。特に柑橘系のオイルは
  紫外線にあたると光感作用で赤くなったり、かゆくなったりしますので十分注意しましょう。
 

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